ローリング療法

柔らかいゴム製のローラーを用いて行う手技療法です。全身のコリ、むくみ、うっ血を治療のポイントとします。

また、私が鍼灸師という観点からツボや経絡を重視していることも多いです。

体の部位に応じて、いろいろな形のローラーを用います。

調子の悪い場所に当たると、痛気持ち良かったりくすぐったい感じがします。

治療を続けていくと、その弱点が減っていき、体質が改善されます。コリ/痛み/しびれ/むくみ等に効果があり自律神経や内臓機能を向上させます。

通院の間隔は・・鍼灸と同じく、改善するまでは週に１回の通院で、改善してからは月に１.２回の疾病予防・再発防止の施術が良いでしょう。

ゴム製のローラーを用いて、全身を治療することができます。

全身とは、指の先から、頭のてっぺんまで小さいローラーから大きなローラー、そして身体の場所に応じたローラーを使います。

ゴム製と言っても、柔らかいローラーです。

ゴムの柔らかさも、患者様に合う刺激量になるように、一人一人で違うものを使用しています。

体内には、血液・リンパ液・水分などが流れています。

この流れが悪くなることが、病気を発症しやすくなります。

鬱血した血液のところにしこりが生じやすいです。

このしこりは、マッサージをしたときにわかる、凝りとは違い、内臓の膜にも現れるので、そのしこりをなくしていくことにより、病気の原因を解消していくことができます。

鬱血・しこり・くすぐったさなどの反応がでています。

身体の表面に刺激を加えることは、深部にある内臓や自律神経、内分泌系の状態を改善させます。

これは、科学的にも証明されており、体表ー内臓反射と呼びます。

その逆もあり、内臓の状態は、皮膚表面に現れます。

例えば、胃の状態が悪い方の場合、お腹の上の方が痛くなったり、背中が痛くなったりするのは、内臓ー体表反射といいます。

内臓⇆体表　　この関係が起こっています。

内臓には、自律神経が分布しているので、ローリングの刺激は、自律神経をも調整できます。

よって、治療の後には、交感神経と副交感神経のバランスが整い、病気が回復するシステムが働きだします。
 

マッサージで筋肉をゆるめるのに、大変時間がかかってしまうことを、ローリングでは、短時間に行うことができます。

その理由は、指より当たる面が大きいからです。

そして転がすことができるので、広い面をスピーディーに刺激することができます。

また、ローリング療法は、骨格の調整もできます。

骨格に手技を加えなくても、背骨の横を左右ローリングするだけで、脊柱が正常な位置に近づいていきます。

リンパ液とは、老廃物や水分の回収をおこなっています。

そのリンパ液が流れる管がリンパ管です。

リンパの流れが悪くなると、皮膚の下に余計な水分や、老廃物などがたまってしまいます。

そして、むくみが起きやすくなりますし、冷えが起きやすい体質になります。

また、痛みなど不快な感覚が起きやすくなります。

リンパ節とは、疲労物質や脂肪などの老廃物が集まってくる関所のようなところです。

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