藤沢市で鍼灸治療・美容鍼灸なら
吉田鍼灸院
〒251-0031 神奈川県藤沢市鵠沼藤が谷1-4-15エスポワール湘南1階
(江ノ電柳小路駅から徒歩30秒)駐車場あり
営業時間 | 9:00〜20:00 |
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休業日 | 木曜 |
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ここでは、鍼灸適応となる3つの頭痛をご説明させていただきます。
頭蓋骨の上には、筋肉が覆っており、その下の骨や脳などその内部の組織を保護しています。
これらの筋肉がストレスなどにより収縮して、締め付けられるため筋緊張性頭痛を引き起こします。
また当院では、頭部の筋緊張に加えて、首や肩などの肩背部も治療の対象部位とします。
その他、東洋医学の基本となる陰陽五行学説から患者様の状態を考えたり、ツボの特性も用いて治療すると改善する症例が多くあります。
偏頭痛とは、ズキズキした痛みはこめかみに生じる頭痛です。
部位は、片側か両側に生じます。
痛み以外の随伴症状は、光や音に過敏になったり、悪心嘔吐が挙げられます。
閃輝暗点(せんきあんてん)という、先駆症状(前触れとして現れる症状)が伴うことがあります。
閃輝暗点とは、視野の一部が見えなくなり、光が広がって暗くなることを言います。
偏頭痛は、鍼灸院に訪れることの多い症状で、定期的な通院で症状の緩和や減薬できる症例も多くあります。
群発性頭痛は、とても強い目の痛みを生じる頭痛です。
その痛みは必ず片側で、その他に自律神経症状として、目の充血 涙 鼻水 額の発汗などを伴います。
数ヶ月から数年に1回起きる頭痛で、1日の決まった時間に激しい頭痛が起きる以外は症状はありません。
西洋医学との併用で東洋医学を取り入れる方が良いでしょう。
ここでは頭痛の要因を分類して考えていきます。鍼灸治療においては、要因を探って体質を整えていくと、頭痛の症状が改善する例が多いです。
・表情筋をたくさん使うことにより起こる場合には顔面部への鍼灸が効果的です。
また、コロナ禍でのマスク着用のように、表情筋を動かさないことにより顔面筋が緊張する場合もあります。
・PCやスマホの使用による眼精疲労が、目の周りの筋肉や顔面部の筋肉を緊張させる場合もあります。
首や肩のこりや、PC作業のような動かない姿勢が続くと頭痛の原因となりやすいです。
この場合は、首や肩のこりを引き起こしているのはなぜかと原因を探って施術することがとても大切です。
頭痛でご来院されても、首や肩のこりがないか問診する必要があります。
睡眠不足ではないか。眠りが浅くないか。寝つきが悪くないかなど、睡眠の状態を問診し、鍼灸で自律神経のバランスを整えると症状が改善しやすい頭痛です。
女性は生理周期の低温期・排卵期・高温期のサイクルがありますので自律神経が乱れやすいです。
とくにPMS(月経前症候群)が強い方は頭痛がでてくる場合が多いです。
また、閉経後に頭痛を起こすパターンがありますがこれは、生理周期のリズムが残っていることが考えられます。
更年期に差し掛かると、生理不順になりやすく、最終的には閉経します。
更年期障害の期間は自律神経の乱れやすく頭痛を起こしやすいです。
東洋医学には、少し聞きなれない言葉が多いですが、一つ一つ考えていくとそんなに難しいことではないと思います。一般の方にもわかりやすく、東洋医学で頭痛をご説明いたします。
気(エネルギー)の流れが滞っていることをいいます。
この滞りにより起こる頭痛が気滞(きたい)による頭痛と言います。
鍼灸を用いて、ストレスを取り除いたり、気の滞り(とどこおり)を取り除くツボを用いることにより改善する例が多いです。
痛みのひどい頭痛は、瘀血(おけつ)による頭痛の場合があります。
また症状が強いときは、吐き気や嘔吐を伴う場合あります。
気・血・津液の、血の改善を試みる必要があります。
津液の頭痛の特徴は、頭の重さを訴える場合が多いです。
梅雨の時期や雨の日に悪化することもあります。
東洋医学の五臓六腑の肝の影響による頭痛の特徴は、目の奥の痛みが生じやすいことです。
群発性頭痛は、目の奥の痛みを伴うので、東洋医学の肝の調整が必要となります。
・鍼灸院に頭痛の患者さんは訪れますが、鍼灸が適応か不適応かの判別が大切です。
・頭痛は、偏頭痛、群発性頭痛、筋緊張性頭痛に分類できます。
・東洋医学から頭痛を分類すると、気滞、瘀血、津液の問題、五臓六腑の肝による頭痛に分類できます。当院では、西洋医学の病名と東洋医学の分類からツボの選択をしていきます。