健康を維持することで大切なことは深呼吸

一日に何回深呼吸を行なっていますか？

今はコロナ禍で、マスクの着用が必要なため、呼吸が浅くなりがちです。

しかし、時には、まわりに人がいないとき、マスクを外して、意識して深呼吸を行うことが大切です。

今日は、なぜ深呼吸が大切かを考えていきましょう。

通常の呼吸と、深呼吸の違いをイメージしやすいように、図にいたしました。

通常の呼吸での一回換気量は、真ん中の①の範囲での呼吸です。

しかし、しっかりと深呼吸をすると、②最大吸気量と③最大呼気量まで換気することができます。

つまり、通常の呼吸では、①の一回換気量でしか呼吸ができていないことになります。

酸素と二酸化炭素をしっかり肺で交換するためにも深呼吸は大切です。

ストレスが、ずっとかかってしまうと、人間は交換神経が優位な状態になってしまいます。

そして自然と呼吸が浅くなっていきます。

そうすると肩こりや頭痛、睡眠の問題や、内臓の不調などが現れやすくなります。

鍼灸院に訪れる人は、痛みや凝りを訴える人が多いのですが、そのほとんどが自律神経のバランスに乱れがあります。

深呼吸で新鮮な空気を取り入れると、酸素が全身に行き渡り、リラックス効果が現れます。

つまり、緊張したお体とメンタルにリラックス効果を引き出すことができます。

情報は生きていくうえで必要でありますし、街を歩いていてもたくさん情報に溢れています。

しかし、情報を入れすぎても、脳は疲労します。

仕事でパソコンを使い、その後TVをみて、就寝前はSNSを見る。

これでは、眼精疲労からの肩こりや、過剰な電磁波による身体の不調を免れません。

だから、自然に身を置いてみたり、何も考えない時間や何もしない日を作ったりする必要があると思います。

私も、施術中以外は、パソコンで会計ソフトを使い、HPやブログを更新したり、スマホで調べ物をしたりするので、かなりの時間、電磁波を浴びていると思います。

それらを避けることはできません。

だからこそ自然に身をおいたり、リラックスする時間を作ったり、好きな音楽を聞いたり、仕事から完全に離れることが大切だと考えます。

特に仕事以外の時間は、頭のなかで完全に仕事から離れることも大切です。

当院では、平均１時間くらいの施術ですが、リラックスして身体に向き合う時間です。

お体の不調部位では、お体からここが悪いよ！という信号が発せられています。

その信号を治療者がしっかりとキャッチしていきます。

体調管理のための月に１．２回のこうしたセッションの積み重ねが、将来大きな差となります。

当院の治療で身体が変わって人生が変わっていく人、思考が前向きになっていく人に、私はたくさんお会いしています。

一般的にはあまり知られていない東洋思想、東洋哲学が、私たちの身体のシステムに組みこまれている証拠です。

何千年も続く東洋医学を取り入れることは、先人の知恵をお借りすることです。

環境がどんなに変ろうとも、人間の根本的なところに変わらないものがあります。

・コロナ禍でマスクの着用により呼吸が浅くなりがちな今、深呼吸が大切です。

・通常の呼吸と深呼吸の違いをグラフに表しました。

・情報を取り入れすぎてしまう世の中で、自然に身を置くなどいかにリラックスするかが大切です。

・鍼灸などの施術は、自分の身体と向き合う時間。

・約１時間の施術の積み重ねが、将来大きな差になる。

・もともとお体には、東洋医学、東洋哲学のシステムが組み込まれています。